リーマン的Windows vs Linux。。。(ぇ?

注意)別に宗教論争を促しているわけじゃないので。。。お願いします。
   一人のリーマンのぼやきと思ってください。

とあるユーザ向け提案書を作成する際の会議がありました。
そのユーザはホスト以外の部分はほぼWindowsサーバを使用しています。
今回提案するシステムもユーザの第一希望はWindowsサーバのようです。

しかし、私の所属するPJのPMは
「何でサーバにWindowsなんか使うんだろ」
「あんな脆弱な物。。。」
Linuxだったら。。。ブツブツ」
とぶつぶつ言っています。

しかし、私はその手の話が持ち上がるといつも思うんです。
「そんなに言うほどWindowsって悪いかな?」
Linuxって必ずしも完璧ではないよな。。」
って

たしかにベースとなる技術を考えるとWindowsより強固なOSだろうとは思い
ます。

しかし、それはそれなりの技術を持った人が運用管理に携われる場合のみ
じゃないかと思っています。
Linuxが堅牢なのはそれを扱う技術者が長けているからだと。

それに対してWindowsはそこそこの技術者でもそこそこの運用は可能だった
りするんですよね。
勿論、運用管理をする人が素晴らしい技術者であれば十分堅牢なシステム
構築も可能ですし。
Webサーバやメールサーバのシェアとか考えると。。。
Linuxを管理する場合管理者のスキルが不足していると格好の標的になると
思います。※と言うかなってる?

あと、思うのはランニングコストですね。
イニシャルコストはほぼ間違いなくLinuxベースで構築したほうが安いと思
います。
CALとかいらないし。。。

一般企業や組織にLinuxを導入する場合保守サービスの観点からRedhatの様
な保守契約を結べる商用Linuxを導入する事が殆どです。
で、その手の保守サービスって殆どの場合1年更新なんですよね。
ユーザーによっては
オープンソースなのになんで毎年金かかるんだ!!」
と言い出す御大も居ますw
「じゃあパッチ当てとかご自分たちでされますか?MicrosoftUpdate見たいには
行きませんよ」
と言う話をすると
オープンソースは何もかもただじゃなかったのか!!」
と言い出す始末だったり。。。ふぅ。。。
まあ、こんな与太話(?)は置いておいて。
パッチ適用一つでもWindowsより敷居が高いのでLinuxのスキルのある技術者
に仕事が偏重します。
パッチ自身もカーネルだけではなく各製品それぞれでアップデータやパッチ
がリリースされたりするので結構多かったりします。
またなにが必要で何が急ぐのかを見定めるスキルがWindowsより必要だと思
います。
※どこかの記事で「パッチの数だけ見るとLinuxのほうが多い」と言うのも
 ありましたねw
 まあ、すべて適用が必要ではないのでしょうけどそれを選別するのも。。
 ねぇ。。
 逆にパッチの数こそ少なくなったWindowsですが出た場合には結構致命的
 だったり。。
 IT業界以外の人間に言わせるとパッチがリリースされる事自体がおかしい
 という見解もありますね。

Windowsはある程度ツールが自動で管理してくれたり各メーカ、ベンダーで
比較的情報が充実しているので最近はパッチ検証の手間が軽減してます。

導入作業時もそうです特にドライバー関係はWindowsの方が充実していると
思います。
いつぞやの私も書いたようなSCSI機器の問題とか。。。
Windowsだと1日で終わる事が2〜3日かかる事も結構あったり。。。

おかしかったらコンフィグいじればいい、ソースを見れば良い。。。
いや、それが結構なコストなんですよね。。。
例えばコンフィグ見たいなテキストファイルをviで触るのと秀丸で触るの
ってどっちが楽でしょう?
私は後者です。
慣れればいいと言われる事がありますが慣れなくてもいい方が楽に決まっ
ていますw

そもそもコアなところを触るのってリーマン的には凄いコストです。
コアなところを触れるのがLinux等のオープンソース良い所なのですけど。
仕事で使うには。。。つらい時もあります。

リーマン的には「その製品の良し悪し」も確かに重要なのですが
「いかにコスト(イニシャルだけでなくランニングも)ダウンさせるか」
「客受けが良いか」
「俺が楽できるか」
も重要だったりします。
それが満たせるのであれば多少のことは目を瞑る必要もあります。

Linuxは個人的に良く出来たOSだと思っています。
我が家の家庭内DNSLinux上のBindだったりしますw

趣味や、研究開発には良い素材だとおもいます。
大学や高校で悩ませる教材としては最適だと思いますw
身をもってコンピュータの仕組みを覚えるでしょうから。
しかし、もっとコンシューマの利用を想定した造りをしていかないと何時
までも今のような状態だと思います。
殆どのユーザは「身を犠牲にしてまでコンピュータを使わなくても良い」人が殆ど
でしょう。
Microsoft製品はそういう所が上手いと思います。


音楽の世界でも「ミュージシャンズ・ミュージシャン」と言う言葉があり
ます。
一般的にはシングルヒットがあるわけでもなくアルバムもプラチナを取る
わけじゃないんです。
しかし、音楽を本業としている人もしくはマニアには絶対的な支持があっ
たりする様な音楽家の事です。
音楽的な技術、センスが長けているだけではヒットは狙えないと言う典型
だと思います。
逆に私の好きなKISSの様にライブでの演奏技術はさほどではないけれどマ
ネジメントやエンターテイメントな演出といった音楽の本質とは違う部分
で上手かったりするバンドもあります。
実際KISSのジーンシモンズやボンジョビのジョンは結構なビジネスマン
だったりしますしw
で、えてして楽曲はそんなにマニアックな音楽ではなく一般向けのシンプ
ルなロックだったりするんですよね。。そういうバンドって。。。w

最初に出てきたPMはどちらかと言うと技術肌の人です。
気持ちはわかるのですが。。。

良い製品が必ずしも良い結果(営利企業として)をもたらすとは限らないと
思うのですよ。

そうそう私はWindows信者ではありません。かといってLinux信者でもあり
ません。
あ、MacOSでもありませんw
結構デファクトスタンダードが好きかも(えへへ

飯を食わせてくれる製品を信じます。だってリーマンだもん(笑

p.s. ワールドカップ日本惜しかったですね。最後の約6分はどう言う命名
   になるんだろ。
   過去にもありましたよね「ドーハの悲劇」とか。
  6だけに。。ダミアンタイム?(ぉぃ